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【講師ブログ】バーナムを楽しく!

2015年5月03日

もう、ゴールデンウィークですね。
今年もあと少しで半年だなんて、本当にあっという間です。

ピアノレッスンに通っている生徒さんや、
過去にご経験のあるお母様でしたら<バーナム>というテキスト名(作曲者でもあるのですが。)を一度は聞いたことがあるのではないでしょうか。

私も子どもの時に、このテキストを使っていました。
初版は1975年なので、40年前から日本で使われている超ロングセラーですね。


なぜこのテキストについて書こうと思ったかというと、
th_IMG_0574.jpg

生徒さんのあーちゃん(一年生)が、バーナム1巻すべてのイラストに
可愛い絵を描き足して、『あーちゃん仕様 バーナム一巻』にしてきてくれたから。
導入テキストでは、宿題になった曲に描き足して来てくれていたのですが、
一巻を渡したら一週間ですべてのイラストがあーちゃん仕様に!!
登場するキャラクターも沢山いて、どの曲にもストーリーが考えられていて、
すっごく楽しい!

th_IMG_0573.jpg

私は小さい頃、バーナムが大嫌いだったので(笑)
(このあーちゃん仕様テキストだったら、楽しく出来ていたかもなー、可愛いし......)
と思ったのです。


そして、ふとバーナムを検索したのですが
Wikipediaにエドナ メイ バーナム のページは無く、
詳しく解説してくれているのはこちらのページ。
また、テキストのまえがきと解説を改めて読んでみて、
<真のテクニック>についての部分に感銘を受けました。

ジュリアード音楽院ピアノ科教授のアデル・マーカスは、「昔、10年ほど子どもを専門に教えたことがあるが、小さい子どもは音楽を楽しみながら勉強するべきで、テクニックを退屈なきびしい訓練として勉強させると、結果は非音楽的な子どもにしてしまうか、あるいはピアノをあきらめさせることになる。また、よく生徒が"練習"と称して、ただ同じ所を何十回もくり返しているのをきくが、指先だけでくり返す練習は、子どもを音楽的に無感覚にし、音に麻痺させてしまう。要するに、いかに表現するかということを勉強しなければ意味が無い......」   バーナムピアノテクニック 1 解説より抜粋


私は、高校時代大好きだった先生にいただいたお言葉
『音に責任を。』
を思い出しました。

無感覚になって、麻痺しちゃったら<楽しい>も<きれい>も無くなってしまいます。
音にも無感覚だから、当然<無責任>になっちゃうよなー、そんなのダメダメ!と考えて、
子どもたちとレッスンをする自分自身の責任の重さを感じました。

ピアノ講師として身の引き締まる思いです。

過去の自分自身の経験と、今のレッスンが結びついて、
新しい発見の毎日。

生徒さんと一緒にこれからも成長していきたいです。

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