2010年9月04日
私自身が指導者としてどうありたいのか、ということを常に考えています。
数年間の指導経験を経て、沢山のこどもたちと関わって、
ぽつりぽつりと浮かんできた指導者像のようなものが、
少しずつ線で結ばれるようになってきました。
ピアノの指導に携わるチャンスを頂いて、最初に思ったことは、
「分からないことで叱らない先生になる!」ということでした。
私自身、小さい頃はドレミを読むことにとても苦労しました。
ドは分かるけれど、レとミが分からなくて・・・・後になって遠視で焦点が合わず、
見えていないことが分かったのですが。
『目が悪くて見えない』という事実さえ、分からなかったので、
周りの大人は大変だったと思います。
分からない、ということにはいろいろな理由があるのだから・・・。
分からないことで叱らない。
分からないのは、指導者の怠慢である。
分かるようにアプローチすることがレッスンなのだから。
課題に対して、いくつのアプローチが出来るのか、それを知っているか、
そこが良い先生かどうかの基準なのでは、と思うようになりました。
つづく
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